上海にコーヒーの総合展示・取引施設 独自の価格形成に意欲

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上海にコーヒーの総合展示・取引施設 独自の価格形成に意欲

 4月29日、上海虹橋国際コーヒー港の開港式の様子。(上海=新華社記者/方喆)

 【新華社上海5月5日】中国上海市西部の新興ビジネスエリア「虹橋商務区」にある保税展示場、虹橋輸入商品展示交易センターで4月29日、コーヒー豆の展示・取引、コーヒー文化の普及などを担う「上海虹橋国際コーヒー港(HICH)」がオープンした。

 コーヒー港は「種からコーヒーカップまで」のコーヒー産業全体をカバーする交易センターとしてだけでなく、人材育成や研究、認証、コンテストを一体化したコーヒー文化、展示や消費者体験、評価、取引の機能を備えたコーヒーエコシステムの集積地を目指すという。同市では現在、全市規模の販促イベント「5.5セール(五五購物節)」が開かれており、コーヒー港でも国内主要コーヒーブランドによるコーヒーフェアが開催され、多くの人でにぎわった。

上海にコーヒーの総合展示・取引施設 独自の価格形成に意欲

4月29日、虹橋輸入商品展示交易センターの価格発表センターのプレート除幕式。(上海=新華社記者/方喆)

 同センターでは同日、輸入商品などの価格形成担う「価格発表センター」もオープンした。まずはHICHコーヒー豆指数を発表し、第14次5カ年規画(2021~25年)期間に世界で一定の影響力を持つコーヒー生豆の取引所を目指す。上海市技師協会コーヒー専業委員会の周芳(しゅう・ほう)秘書長は中国のコーヒー豆価格について、コーヒーの重要な生産地と消費地でありながら、これまでの価格設定プロセスは不透明で、国際市場での影響力も弱かったと指摘。世界レベルの開放を目指す虹橋商務区での中国版のコーヒー豆価格体系の形成は現実味が高いと述べた。

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4月29日、上海虹橋国際コーヒー港で開かれるコーヒーフェアで来場者にフレーバーコーヒーを紹介するスタッフ。(上海=新華社記者/方喆)

 虹橋輸入商品展示交易センターは、第14次5カ年規画期間に「輸入博の出展商品や出展企業の常設展示取引プラットフォームを構築し、それぞれ100億元(1元=約17円)規模の10品目の輸入商品集散センター、1千億元規模の国際貿易本部の集積地を形成する」目標を掲げる。輸入博の波及効果を生かし、輸入商品集散地としての機能を強化し、輸入貿易イノベーションモデル区、国際貿易新プラットフォームの構築を図る。

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4月29日、上海虹橋国際コーヒー港で開かれるコーヒーフェアで来場者にフレーバーコーヒーを紹介するスタッフ。(上海=新華社記者/方喆)

 同市を拠点とする貿易企業、東方国際集団の朱継東(しゅ・けいとう)副総裁は「上海虹橋国際コーヒー港以外にも、酒類やヘルスケア、高級品、ハイエンド消費財、化粧品、芸術品、食品・ペットフード、インテリア、科学技術新製品のセンター建設が予定されている。100億元規模10品目の輸入商品集散センターの建設は新たな1章が開かれることになる」と語った。(記者/周蕊)

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4月29日、上海虹橋国際コーヒー港で開かれるコーヒーフェアに設置された、世界各国のコーヒー豆を展示したコーナーでコーヒーを試飲する来場者。(上海=新華社記者/方喆)

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4月29日、上海虹橋国際コーヒー港で開かれるコーヒーフェアで交流する来場者ら。(上海=新華社記者/方喆)

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4月29日、コーヒーフェアで話題のカフェ「熊爪咖啡」の展示スペースで写真を撮る来場者。(上海=新華社記者/方喆)