大内氏館跡をマップで紹介 「何もなかった」きっかけに制作

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大内氏館跡の散策マップ

 山口市大殿大路の国指定史跡「大内氏館跡」の見どころをまとめた無料の散策マップを、大路ロビー(山口市下竪小路)のスタッフが作った。発掘調査後に埋め戻されて説明看板すらない遺構もあり、旅行の口コミサイトで「何もなかった」という声がきっかけとなった。

 左右の主柱の間隔が約4.5メートルと西国有数の大きさだった南門、16世紀前半に造営された庭園など、既に埋め戻された遺構の場所を色鮮やかなイラストの地図で示した。復元整備した池泉庭園なども紹介する。

 口コミサイトの声を受け、どの遺構がどこにあるか周知しようと昨年末に作り始めた。市教委が6千部を発行し、4月中旬から大路ロビーや十朋亭維新館(下竪小路)に置いている。大路ロビーの森重晶子さん(41)は「足の下に埋まる、西の京として繁栄した大内時代の遺構に思いをはせて歩いてほしい」と話している。