【日本の美味探訪】心に残る香川県のご当地グルメ3選

北から南まで全国47都道府県、日本には各土地の気候や文化に根付いたおいしいものがたくさんあります。この土地では何がおいしいの?ご自慢の郷土食は?旅に出たら、あなたの住んでいるエリアでは味わうことができない未知の美味を味わいたいですよね。あなたの旅がより楽しいものになるように、全国47都道府県各々のご当地グルメを3つセレクトしてみました。今回は香川県です。

おいり

香川県のおいしいものとは?

香川県は総面積全国47位と、全国一小さな県。雨が少なく、年間日照時間が長い、温暖な気候の晴れの日が多い県。サイズはコンパクトでも、日本のウユニと呼ばれる三豊市の「父母ヶ浜」、穏やかな瀬戸内海に浮かぶオリーブ畑が美しい「小豆島」、こんぴらさんと親しまれる「金刀比羅宮」、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで三つ星(2009年版)に選ばれた「栗林公園」など見逃せないスポットがいっぱい。全国に知れ渡る讃岐うどんのほかに、瀬戸内海の旬魚さわら・はまち・牡蠣・いりこ、オリーブ飼料で育ったオリーブ牛など香川グルメが充実。

香川県グルメはたくさんありますが、あなたがおさえておくべき美味とは。

丸亀市、さぬき市、東かがわ市ほか

「讃岐うどん」つるつるピカピカの極上うどん

香川県といえば「うどん県」と名乗るほど、うどんには自信あり。しこしこの歯ごたえ、ピカピカ光る讃岐うどんは食べ逃せません。

セルフのお店でオリジナルうどんを

本場で讃岐うどんを食べる魅力の一つに、自分好みに仕上げられるセルフタイプのお店があります。自分好みの茹で加減で、出汁を注ぎ、薬味をのせるセルフは一種のエンターテイメント。気後れせずに、ぜひトライしてみたいもの。

釜玉うどん

釜玉うどん

TKG(たまごかけごはん)のうどんバージョン「釜玉うどん」。熱々のうどんにたまごを絡め、お醤油を垂らして。うーん、たまりませんね。和製カルボナーラともいえます。

生醤油うどん

生醤油うどん

茹であがったうどんを冷水で締めて、しょうゆをかけて食べる「生醤油うどん」。シンプルだからこそ、うどんの本当のおいしさがわかります。しょうがや大根おろしの薬味とともに、どうぞ。

ざるうどん

ざるうどん

冷水で締まったうどんを、つゆにつけていただき、のど越しを楽しむ「ざるうどん」。もう1枚とお代わりを頼みたくなります。

しっぽくうどん

しっぽくうどん

大根やニンジン、里イモなど、煮込んだ地元野菜をのせた「しっぽくうどん」は、気持ちがホッとする郷土料理。

サイドメニューも楽しみのひとつ

天ぷらうどん

御勘定する手前に置いてあるサイドメニュー、各種天ぷらやおにぎり、いなりずしにはついつい引き寄せられますね。天ぷら屋さんのメニューにはない、ちくわやゆでたまごの天ぷらは、讃岐うどんとベストマッチ。地元では、サイドメニューのおでんが人気。

https://youtu.be/IS1ciS30Ll8

セルフうどん体験 《香川県》/PrefKagawa 香川県インターネット放送局 『ちょっとみてみまい』

【食べられるところ】

讃岐うどんが食べられるお店 香川県観光協会公式サイト

https://www.my-kagawa.jp/udon/list

など

小豆島

「小豆島そうめん」瀬戸内の寒風と太陽が作り上げる

香川県の麺類はうどんだけではありません。奈良県の三輪素麺、兵庫県の揖保の糸とともに、日本三大そうめんといわれる「小豆島そうめん」があります。

三輪(奈良県)でそうめんの技術を学び、小豆島に持ち帰ったのが約400年前。冬の農閑期に、瀬戸内の寒風が吹き寄せる中での天日干しが麺を引き締め、太陽の光が麺をより白く仕上げるそうです。

さっぱりとしたそうめんは食欲のない時でも、のど越しよく食べられます。冷たいそうめんも良いですが、温かいにゅうめんや炒めてパスタ風にしても美味。ごはんを炊きあがるのが待てないほどお腹が空いている時は、そうめんならさっと茹でて食べられますので、ぜひおいしいものを手元に常備しておきたいものです。

https://youtu.be/UNeVvOJnWgk

小豆島手延素麺「島の光」-LIGHT OF THE ISLAND-/小豆島手延素麺協同組合「島の光」

【買えるところ】

小豆島手延素麺協同組合

http://www.shimanohikari.or.jp

など

小豆島、坂出市、東かがわ市、高松市など

「醤油」木桶による醤油づくり

香川県小豆島がそうめんのみならず、「醤油」の名産地でもあることをご存知でしょうか。香川の醤油の生産量は全国5位で、そのうちの約半数近くが小豆島産。小豆島には醤の郷(ひしおのさと)があり、趣のある醤油蔵が軒を連ね、登録有形文化財に認められた蔵もあります。

小豆島では、乳酸菌や酵母菌などおいしさを生み出す木桶による醤油づくりが行われ、全国の木桶仕込みの醤油の3分の1以上が小豆島産。小豆島の醤油は大豆と小麦を原料に、主に「淡口・濃口・再仕込」の3種類を製造。

島の醤油を使ったソフトクリームや佃煮も絶品。

■参照

小豆島は醤油の町 小豆島物語

https://shodoshima.npnp.jp/about/soysauce/

https://youtu.be/gWHjWrUjQq8

醤油のふるさと 小豆島 《香川県》/PrefKagawa 香川県インターネット放送局 『ちょっとみてみまい』

【買える・食べられるところ】

小豆島醤油協同組合

http://www.shima-shoyu.com

など

写真提供:(公社)香川県観光協会

今回は、香川県のご当地グルメの一部をご紹介しました。ご当地グルメには、各地の名産や文化が詰まっています。ぜひ、旅の思い出に味わってください。まだ出かけるのが不安というあなたは、通販で取り寄せできるお店もありますから、ご自宅で楽しむのも良いかもしれませんね。

注意:2021年4月現在の情報になりますので、店内での飲食ほか詳細につきましては、直接店舗へお問い合わせください。

■あわせて読みたい

【うどん県】うどんにこだわる「香川県民専用の小麦粉」って知ってる?

【天空の鏡】自分の心を映してみたい、日本のウユニと呼ばれる香川県父母ヶ浜

【地方の美味を自宅で】香川県のお取り寄せグルメ4選

© 株式会社オンエア