大谷翔平 日本時間6日のレイズ戦で今季4度目の先発登板へ

日本時間5月5日、エンゼルスのジョー・マドン監督は大谷翔平が同6日のレイズ戦に先発することを発表した。大谷は当初、同4日のレイズ戦で先発する予定だったが、同3日のマリナーズ戦で右肘に死球を受けたため、先発を回避して指名打者として出場していた。3年ぶりの白星をマークした前回登板に続き、明日は今季3度目の「2番・投手」となる可能性がある。なお、明日の試合に先発予定だったアンドリュー・ヒーニーは同7日の先発予定に変更されている。

マドンは「彼は昨日、状態がよかった。今日もう少し投げさせてみて、もう一度状態を確認しようと思っていた。彼は明日の試合で投げることを本当に楽しみにしている。これまでと同様に、彼の状態を確認してから決めるつもりだった。彼は明日の登板に向けて本当にいい状態だよ」とコメント。右肘の状態に問題はなく、日本時間5月6日の先発登板にゴーサインを出した。

また、大谷が死球を受けた直後に2つの盗塁を決めたことについて、マドンは「あれは彼にとって成長の瞬間だった。彼は『僕の肘にぶつけるなら2つのベースを奪ってやる』と話していたよ。私はあの瞬間をとても愛している」と称賛。大谷は先発を回避した昨日の試合でもレイズ先発のタイラー・グラスナウから二塁打と本塁打を放ち、自身のスピードとパワーを改めて証明してみせた。グラスナウは試合後、大谷について「彼はとても印象的。いい選手だ」と話していた。

大谷は今季3試合に先発して13.2イニングを投げ、1勝0敗、防御率3.29を記録。与四球13という数字が示すように制球面には課題を残すものの、奪三振23、被打率.130と打者を圧倒している。100マイルに迫る速球と威力抜群のスプリッターを武器に、今季4度目の先発登板で今季2勝目を目指す。

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