ジャイアンツが初回10得点 ベルトは1イニング5打点

【ジャイアンツ12-4ロッキーズ】(ダブルヘッダー第1試合・7イニング制)@クアーズ・フィールド

ジャイアンツはロッキーズ先発のヘルマン・マルケスに猛攻を浴びせ、1回表になんと一挙10得点。この大量リードを生かし、ロッキーズに12対4で大勝した。ジャイアンツが初回に10点以上を奪うのは、1967年6月29日(現地時間)のカージナルス戦で11得点を記録して以来。このときは殿堂入り投手のボブ・ギブソンから9点を奪ってビッグイニングを作った。それ以来54年ぶりとなる初回の猛攻だった。

初回のジャイアンツの攻撃は13人の打者を送り込み、本塁打2本、二塁打2本、単打4本、四球2つで30分近い猛攻になった。先頭のマイク・トークマンが二塁打を放つと、次打者ブランドン・ベルトのタイムリーであっさり先制。バスター・ポージーがヒットで続いて無死1・2塁となり、アレックス・ディッカーソンのタイムリーで2点目を奪った。ブランドン・クロフォードが四球を選んで無死満塁とチャンスを広げ、ウィルマー・フローレスの2点タイムリーで4対0。ジェイソン・ボスラーはショートゴロに倒れたが、スティーブン・ダガーのタイムリー二塁打でリードを5点に広げた。

一死2・3塁のチャンスでアーロン・サンチェスは空振り三振に倒れたものの、トークマンが四球を選んで二死満塁。ここでロッキーズは2番手のヨーリス・チャシーンを投入したが、ベルトの5号グランドスラム、ポージーの7号ソロと2者連続アーチが飛び出し、一挙10得点のビッグイニングが完成した。ベルトは1イニング5打点を記録したが、これはジャイアンツでは2010年9月23日(現地時間)のカブス戦でフアン・ウリーベが1イニング6打点をマークして以来。4回裏にライメル・タピアの4号グランドスラムで4点を返されたが、6回表にクロフォードが5号2ランを放ち、12対4の大勝となった。

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