新潟県三条市が新型コロナウイルスワクチン接種予約の自動音声ガイダンスに障害が確認されたと発表

新潟県三条市の滝沢亮市長

新潟県三条市の滝沢亮市長は5日、6日午前9日にスタートする予定だった新型コロナウイルスのワクチン接種予約の自動音声ガイダンスに障害が確認されたと発表した。

4日19時頃に、東京のシステム導入業者から、予約受付の集中によって、予約手続中に突然電話が切れてしまったり、電話がつながらなかったりする障害が発生するという連絡があった。この会社では全国109自治体に自動音声ガイダンスを導入していて、先行して運営を開始した自治体で障害があり、障害が発生することがわかった。

これを受け、三条市では、混乱を回避するため、当初24時間受付を予定していた自動音声ガイダンスの利用を、コールセンターの開設時間(平日9時から17時まで、今週と来週については週末も開設))外だけにすることを決めた。ただし夜間に限定した場合でも障害が発生する可能性はあるという。

一方、コールセンターでの電話予約や、パソコンやスマートフォンによるインターネット予約は当初予定どおり6日9時から開始する。市ではコールセンターが混雑し繋がりにくい場合もあるため、インターネット予約を利用して欲しいと呼びかけている。パソコンやスマートフォン操作に慣れていない高齢者には、パソコンやスマートフォンがなくても、郵送したクーポン券など一式だけ持参してくれれば、各サービスセンターや地区公民館で予約代行を行なうそうだ。

なお市では週あたり個別接種1,600件、集団接種2,200件の枠内で予約受付を行うが、国などが前倒し接種を要請していることから、状況を見て今後、予約枠を拡大していく。

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