2021年5月5日深夜から7日にかけて「みずがめ座η流星群」の観測チャンス

毎年5月の連休頃に見られる「みずがめ座η(エータ)流星群」が今年もやってきました。

今年は5月6日の午前11〜12時頃に極大を迎えるため、5日の深夜から7日の未明にかけて観測するチャンスが訪れます。国立天文台の情報によると、みずがめ座η流星群は「放射点の位置の関係で、日本では明け方の1時間くらいしか見ることができない流星群」とされています。

また、5月5日の夜は天候が優れない地域もありますが、みずがめ座η流星群は6日の前後数日は観測できるようなので、観測を試みている方は天気予報や朝方の気温などをこまめにチェックしておきましょう。

みずがめ座η流星群が見られる方向は?

【▲ みずがめ座の参考画像(Credit: イラストAC)】

みずがめ座η流星群の放射点は、午前1時頃に南東の空に昇る「みずがめ座」にあります。観測に適した時間は午前2時頃から3時半頃まで。観測条件が良い場所で1時間に5個程度の流星を見ることができそうです。

みずがめ座η流星群の母天体は?

みずがめ座η流星群の母天体は、有名な「ハレー彗星(1P/Halley)」です。毎年4月下旬から5月下旬にかけて観測することができます。なお、ハレー彗星は1986年に最接近していますが、次回は2061年に見られると予測されています。

次の天体イベントは?

みずがめ座η流星群が終わると、次は5月26日に地球に最も近い満月「スーパームーン」が見られ、更に「皆既月食」が重なる日でもあります。貴重な天体イベントなので肉眼で観察するだけでなく、双眼鏡や天体望遠鏡も用意しておきましょう!

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参考
主な流星群(国立天文台)
ハレー彗星

Image Credit: Shutterstock, イラストAC

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