【大相撲】「モンゴルに似ている…」朝青龍の甥・豊昇龍が明かす〝第2の故郷〟つくばみらい市

稽古で汗を流した豊昇龍

大相撲夏場所(9日初日、東京・両国国技館)を控えた5日、元横綱朝青龍のおいの幕内豊昇龍(21=立浪)が電話取材に応じた。

自己最高位の東前頭5枚目で臨む豊昇龍は「番付を見たときワクワクして、早く場所始まらないかなと。体もワクワクして半端なかったです」と興奮気味。初日に向けて体の仕上がりも順調のようで「調子が上がってくるように関取衆の胸を借りている。いい相撲取れるように頑張っています」と語った。

元横綱の叔父からは「立ち合い甘いな」との指摘を受け、自身の頭に入れているようだが「朝青龍関の取り口は参考になる? いやあ、よく動画とか見るけどマネはできない」と率直な感想を述べた。

夏場所後に部屋が茨城・つくばみらい市から東京・台東区の旧常盤山部屋に移転する。「入門してからずっといたので。(国技館に)近くなるのはいいけど、自分は茨城の部屋が好きでしたよ」と話す豊昇龍は、標高877メートルの筑波山がお気に入りスポットだという。

関取昇進後は1か月に1度のペースで訪れ「トレーニングというよりリフレッシュでしたね。モンゴル人は山に登るのが好きなんで。昔のことを思い浮かべる。引っ越しても行きたいね」。

筑波山以外も思い出は多く「筑波のいろんな場所モンゴルに似ている気がして…」と〝第2の故郷〟への思いを明かした豊昇龍。初日から無観客でも地元ファンの期待に応えるつもりだ。

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