オ軍・ミーンズがノーヒッター達成! 菊池は7回3失点

【オリオールズ6-0マリナーズ】@T-モバイル・パーク

オリオールズのエース左腕、ジョン・ミーンズが菊池雄星(マリナーズ)との投げ合いを制し、球団史上10度目となるノーヒッターを達成した。マイナー時代は決して注目された存在ではなかったが、メジャー2年目の2019年に急成長を遂げ、オールスター・ゲーム初選出。チームのエースへと成長し、今日の試合でメジャーリーグの歴史にも名を刻んだ。許した走者は振り逃げによる1人だけ。この走者が盗塁死したため、最少打者数の27人で快挙を成し遂げた。

ミーンズが唯一の走者を許したのは3回裏一死走者なしの場面。8番サム・ハガーティを低めのカーブで空振り三振に仕留めたものの、これが暴投となり、ハガーティは振り逃げで出塁した。しかし、9番J・P・クロフォードの打席でハガーティは盗塁死。ミーンズはその後、打者19人をパーフェクトに抑え、オリオールズでは1991年の継投ノーヒッター以来、単独では1969年のジム・パーマー以来となるノーヒッターを達成した。113球を投げて奪った三振は12個。許した走者が振り逃げのみのノーヒッターはメジャー史上初だった。

マリナーズの先発の菊池は7回87球を投げて被安打5、奪三振7、与四球1、失点3の力投を見せたが、相手が悪すぎた。2回表二死2塁からDJ・スチュワートとラモン・ウリアスの連続タイムリーで2点を失い、7回表にはパット・バライカに1号ソロを被弾。失点はすべて7~9番の下位打線に打たれたものだった。今季2敗目(1勝)を喫し、防御率は4.30となっている。

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