聖火リレー 長崎県内17市町つなぐ 7、8日実施 コロナ対策で公道除外や無観客など

聖火リレー 長崎のルート

 東京五輪の聖火リレーは7、8日、長崎県内17市町で行われ、約180人のランナーが希望の道をつなぐ。ルートには世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産に含まれる新上五島町の頭ケ島天主堂や、長崎市の平和公園などが組み込まれ、「遣唐使船」を使った海上リレーも予定。離島も巡り、長崎の魅力や平和の尊さを発信する計約33キロとなっている。
 第1日は南島原市役所を出発。島原市の島原城や壱岐市立一支国博物館などを経て、長崎市の長崎水辺の森公園に到着する。最終日は西彼長与町の中尾城公園から、対馬市の万松院や平戸市の平戸オランダ商館などを経て、佐世保市の新みなと暫定広場を結ぶ。両日の最終地点では聖火到着を祝う「セレブレーション」が開かれる。
 リレーは大会組織委員会が示した新型コロナウイルス感染対策に基づき実施。感染拡大が続く長崎市では、当初のルートから観客が過密になる可能性がある公道の一部を外し、平和公園での出発式と到着後のセレブレーションを無観客で行う。
 両日はルート周辺で交通規制があり、混雑が予想されるため、県はマイカー自粛の協力を呼び掛けている。規制時間や区間などの詳細は県や各市町のホームページから確認できる。


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