【MLB】ダルビッシュ、6回途中2失点好投も4勝目ならず「体が重くて」「騙し騙し投げた」

パイレーツ戦に先発したパドレスのダルビッシュ有【写真:AP】

パイレーツ戦で5回2/3で8奪三振1四球6安打2失点

■パドレス 4ー2 パイレーツ(日本時間6日・サンディエゴ)

パドレスのダルビッシュ有投手は5日(日本時間6日)、本拠地のパイレーツ戦で今季7度目の先発登板。5回2/3で8奪三振、6安打2失点と好投したものの、今季4勝目はならなかった。チームは6回に2点を勝ち越して勝利した。

初回は3者凡退に抑える順調な立ち上がり。2回は2死から四球と暴投で二塁に走者を置いたが、オーウェンを空振り三振に仕留めた。カラティニのソロで先制した4回は1死から連打で一、二塁としたものの、遊飛と空振り三振でピンチを脱した。5回は3者連続三振を奪い、4勝目の権利を手にしていた。

しかし、2点リードの6回先頭・レイノルズに左越えソロを被弾。ゴンザレス、モランの連打で無死一、三塁のピンチを招いた。空振り三振で1アウトを奪ったが、1死二、三塁からトムの中犠飛で同点。死球を与えて一、二塁としたところで降板となった。98球を投げてストライク64球。継投した2番手のスタメンが後続を三ゴロに仕留め、勝ち越しは許さなかった。

その直後、パドレスは1死二、三塁からクロネンワースが右翼へ決勝の2点適時打を放って勝ち越し。ダルビッシュに白星こそつかなかったが、チームは連敗を防いだ。ダルビッシュは「とにかく初回から体が重くて、これでどうやって投げていこうかとずっと考えていたので。今日の状態のわりには長いこと投げられたと思います。もっといろんなことをしようと思ってましたけど、自分がそんな状態ではなかった。騙し騙し投げたという感じです」と振り返った。

昨季はコロナ禍で60試合制だったが、今季は162試合制が復活。ダルビッシュは「今日初めて(体が)重いかなと思ったので。また次は中5日になると思いますから、その間に工夫しながらやっていきたいと思います」と前を向いていた。(Full-Count編集部)

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