【ボクシング】京口がWBO世界Lフライ級王座戦・高山VSソトを予想

高山勝成(提供写真)

ボクシングのWBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人(27=ワタナベ)が6日、音声配信サービス「NowVoice(ナウボイス)」で、米テキサス州アーリントンで8日(日本時間9日)に行われるWBO世界同級タイトルマッチの王者エルウィン・ソト(24=メキシコ)と同11位高山勝成(37=寝屋川石田)戦の展望を予想した。

他団体王者との統一戦を熱望する京口にとって、同じ英大手プロモート会社「マッチルーム」と契約するソトは標的の一人となることから「今後戦う可能性はある。楽しみ」と注目の一戦であることを口にしている。

「ソト選手は若くて勢いがある。KO率も高い。高山選手は機動力があってスピード、手数が豊富」とそれぞれの特長を分析しつつ、高山の挑戦が決定したのが、わずか3週間前だったこともあり「準備期間を含めてソト選手が有利」と語った。

そんな中、高山が勝機を見いだすカギは負傷判定の展開になった場合という。偶然のバッティングなどでまぶたを切り、流血で試合続行が不可能な場合は、それまでの内容での判定決着となる。高山は古傷のまぶたの負傷による途中判定で勝ちを拾うパターンが多いことに着目し「目に血が入っても自分のボクシングを貫ける強さがある。前半にポイントをリードして中盤以降の負傷判定で勝つのが一番確率が高い」と指摘。しかしそれでも「負傷判定でもソトが大差判定」と王者の圧倒的に優勢であるとみているようだ。

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