感染者人口減少、効果出始めているのではと総理

 菅義偉総理は5日、新型コロナウイルス感染症の新規感染が4000人~5000人と高止まりしている中、5日の感染者数が4069人と前週同日日(水曜)に比べ1721人減少したことに「今日の数字を皆さん御承知だと思いますけれども、感染者の人口が減少している、そうした効果は出始めてきているのではないかと思っています」と語った。

 5日現在、前日(4日)に比べ感染者数は340人増え6万5049人、死者数は60人増え1万546人となっている。東京五輪・パラリンピック大会での五輪テストマラソンが実施された北海道札幌市。北海道は5日の対策本部会議で札幌市を対象に「まん延防止等重点措置」の適用を国に要請することを決めた。

 道内での2日の感染者(324人)のうち、7割が札幌市の感染者だった、という。ネット上では「マラソンを決行し、危険に晒しておきながら今更」「マラソンとかしている場合じゃなかったのに、今の市長は国に弱腰すぎ」などなど市民マラソンを中止しながら五輪テストマラソンを決行した行政への批判が相次いでいる。

 菅総理は東京、大阪などに出している緊急事態宣言の延長、対象地域の拡大、まん延防止等重点措置の追加適用などを7日にも判断するもよう。また緊急事態宣言の効果に関して総理は「大きな狙いの1つでありました人流については間違いなく減少していると考えています」と一定効果が上がっている考えを示した。(編集担当:森高龍二)

© 株式会社エコノミックニュース