IOCバッハ会長は“ぼったくり男爵” ネットで拡散「今年の流行語」

IOCバッハ会長(ロイター)

米ワシントン・ポスト紙が国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長らを揶揄した〝ぼったくり男爵〟という言葉が、流行語大賞になるかもしれない。

同紙は5日に「東京は損切りし、IOCに他で略奪するよう告げるべき」という五輪中止と開催地変更を勧めるコラムを掲載。ネット上では〝ぼったくり男爵〟という言葉が拡散された。

コラムの原文では〝Baron Von Ripper―off〟との記述があった。Baronが男爵で、Vonは貴族に使われるドイツ語。バッハ会長がドイツ出身だからだと思われる。そして、Rip offは「だまし取る」とか「ぼったくる」という意味。〝ぼったくり男爵〟は直訳なわけだ。

テレビプロデューサーのデーブ・スペクター氏は6日、ツイッターで「バッハ会長来日の際は、新宿のぼったくりバーに連れて行き、1兆7000億円を請求しましょう。これで中止しても元が取れるね」とつぶやいた。

トレンドワードになるほど日本人の心をとらえたワードだけに、「今年の流行語大賞に輝くかも」「授賞式にはバッハさん呼ばないと」「あまりにも直球すぎるパワーワードでインパクトすごすぎ」などと年末の新語・流行語大賞へのノミネートを求める声がツイッターで上がっている。

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