戦争の加害、歴史伝える 「侵略」テーマに横浜でパネル展

日本軍による加害の史実を分かりやすく伝えるパネル展=横浜市神奈川区

 「満州事変」から90年、「マレー半島侵略と真珠湾攻撃」から80年となる今年、アジア・太平洋戦争での日本軍の行為を学ぶ「知ることで未来が見える・戦争の加害パネル展」が、横浜駅西口のかながわ県民センターで開かれている。朝鮮人や中国人の強制連行、日本軍「慰安婦」、南京大虐殺など加害の歴史を伝えている。9日まで、入場無料。

 元教員らによる市民グループ「記憶の継承を進める神奈川の会」の主催で、戦争の史実を正しく伝えるため毎年開催。6回目の今年は、新型コロナ対策を講じた上で実現した。

 日本軍による1931年の中国東北部、41年の東南アジアへの侵略がそれぞれ節目を迎える今年は、これらの「侵略」をテーマに据えた。

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