〝浪漫〟隠し味に 「にしんめし」新発売 ホテルハイマート

 ホテルハイマート(上越市中央1)は4月29日、新たな弁当「にしんめし」の販売を開始した。

 JR東日本管内の駅弁ナンバー1を消費者投票で決める「駅弁味の陣」で最高賞を受賞した「鱈めし」と「さけめし」に続く〝めし〟シリーズ第3弾。身欠きニシンの甘露煮や昆布巻に加え、味付け数の子や漬け物などを盛り込み、昔ながらの伝統的な味が楽しめる一品に仕上げた。

 発売初日から反響を呼び、同日直江津駅で開かれた「あすかマルシェ」での出店販売での売れ行きも好調だった。

 にしんめしは地元の歴史・文化から着想を得て完成させた。直江津地区は古くから湊町(みなとまち)として栄え、江戸時代には「北前船」と呼ばれた商船の寄港地として発展。その北前船の上り船の積み荷として、ニシンが運ばれてきていたという。

 同社の山﨑邦夫会長は「そんな浪漫(ろまん)を隠し味に、寄港地や北前船に思いをはせ、存分に味わっていただきたい」と呼び掛けている。

「寄港地や北前船に思いをはせ、存分に味わっていただきたい」と呼び掛ける山﨑会長

 にしんめしは税込み1200円。同ホテルのドライブスルー販売所、上越妙高駅構内「山﨑屋」でも販売している。予約、問い合わせは同ホテル(電025・543・3151)へ。

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