サラーがローレウス賞を受賞!大坂なおみは日本人初の女子年間最優秀選手賞に輝く

 世界のスポーツ界で活躍した選手や団体を表彰する2021年度『ローレウス世界スポーツ賞』が6日に発表され、テニスの大坂なおみ選手が日本人初の年間最優秀女子選手賞に選出。リバプールのモハメド・サラーがスポーツ・インスピレーション賞に輝いた。

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 スペインのセビリアでリモート方式で開催された同賞は、過去12ヶ月間で社会問題に強い影響を与えた選手や団体を表彰。サラーはここ数年で慈善活動の支援や社会的不平等への戦いに尽力したことが評価され、スポーツ・インスピレーション賞に選出された。サラーはインタビューで、「2020年は世界中の人々にとって、非常に困難な年だった。家族や友人から離れた人もいれば、愛する人を失った人もいるだろう」とコメント。「僕たちはこの経験から学び、互いに支え合い前を向いて最善を尽くす必要がある。この賞は僕のファンだけでなく、世界中のスポーツファンに捧げたい」と喜びを語った。

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 またテニス4大大会の全米オープンで2020年覇者となった大坂は、同大会で警察との衝突や人種差別の不正義で犠牲になったアフリカ系米国人の名前が刻まれたマスクを着用するなど、ブラック・ライブズ・マターの支援に尽力。日本人として初めて年間最優秀女子選手賞に輝き、「コート上での活動に関して言うと、自分の声を使うことが大切だと思っています」と言及。「人からどう思われるか気にして意見を抑えることもあるだろうけど、プラットフォームがあるならそれを使うことがとても大切だと思います」と伝えている。

サラーや大坂なおみがローレンス賞を受賞 Photo Getty Images

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