妊娠発表の元なでしこ代表FW大滝麻未 現役続行の理由とは?

大滝麻未

サッカー女子のWEリーグに参戦する千葉は7日、元なでしこジャパンFW大滝麻未(31)が妊娠したことを公式ホームページで発表した。

大滝は早稲田大を卒業後、2012年に名門のフランス1部リヨンに加入。その後も国内外のクラブを渡り歩き、2019年から千葉でプレー。昨年12月に結婚を発表していた。クラブは「現在は別メニューで調整をしておりますが、まずは元気に出産できるサポートをクラブで行って参ります」とした。

大滝はクラブを通じて「皆さん、こんにちは。この度、お腹の中に新しい命を授かったことを、この場を借りてご報告させていただきます。まずは、この妊娠をポジティブに捉え、いつも温かくサポートしてくれるクラブとクラブスタッフ、そして長期の離脱が余儀なくされるにも関わらず、心から喜んでくれたチームメイトに、心から『ありがとう』と伝えたいです」とメッセージを伝えている。

また、出産に向けては苦悩もあったようで「昨年のシーズン中、『子どもが欲しいから来年は引退』と、当然のように決めていた私が、周りにいる沢山の理解者に、妊娠・出産をして復帰するという選択をしていいんだということに気づかせてもらうことができました。色々な意見はあるとは思いますが、それもすべて受け入れ、無事元気な赤ちゃんを出産し、1日でも早く我が子を抱いてピッチに入場する姿を皆さんにお見せできるよう、今はできることをしっかり積み上げていきたいと思っております」とした。

その上で「いつか、この選択が当たり前になり、女子アスリートが女性としてのライフステージと向かい合いながら、大好きなスポーツを続けられる社会になっていくことに、少しでも貢献出来たら嬉しいです。これからもジェフ千葉レディースと、なでしこリーグ・WEリーグを応援していただき、女子サッカーを皆さんのお力で盛り上げていただけたら嬉しいです!」とコメントした。

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