DeNA先発・中川、自己最長4回 「しっかり腕振れた」

阪神戦に先発し、4回2失点だった横浜DeNA・中川

◆横浜DeNA12-6阪神

 今季2度目の先発となった横浜DeNA・中川は4回2失点。勝利投手の権利を得る五回にあと一歩届かなかったが、自身最長イニングを投げ「前回登板よりしっかり腕を振り、勝負できたことは良かった」。

 失点後に崩れなかった粘りが収穫だ。先制された三回。無死満塁から併殺の間に三走の生還を許したものの、続くマルテを144キロの直球で詰まった三ゴロとし、追加点を許さない。

 四回は先頭の佐藤輝に特大のソロ本塁打を浴びる。さらに2死一、二塁とされたが、チェンを遊ゴロに仕留めて直後の集中打を呼び込んだ。三浦監督も「点は取られたけど、しっかり4回を投げきって成長したかな」と評価した。

 「一つずつ課題をつぶして、チームの力になれる投球をしたい」と背番号93。着実に階段を上がっている。

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