<レスリング>【東京オリンピック世界最終予選・特集】男子フリースタイル57kg級優勝・高橋侑希(山梨学院大職)の話

 

(2021年5月7日、ブルガリア・ソフィア)


 ■男子フリースタイル57kg級・高橋侑希(山梨学院大職=決勝は第1ピリオド終了後に相手の棄権)「勝っても負けても関係ないので、楽しもう、という感覚で臨めました。伝統階級である最軽量級は、日本でやる以上、最低限、出場が必要だと思った中での闘いでした。とりあえず日本に枠をもたらしたのは、日本にとってよかったと思う。決めてからは気持ちを切り替え、プレーオフへ向けてやるだけです。帰国後2週間の隔離期間があるが、やるしかない。

 当地はコロナがあるのかな、くらいに密の状態が多いですよ。計量会場はマスクもしてないし、選手の危機感は少なかったです。アジア予選で陽性者が出ましたが(外国の危機感覚では)出るだろうな、と思いました。自分は常に消毒を心がけ、触れたものをすべて消毒するなど万全を期しました。食事はマルチサポートにお願いし、ホテルのレストランでは食べていないです。

 (プレーオフへ向けて)器用な選手ではないので、いつもと同じで臨みます。自分の持っているものを出せれば勝てると思うので、最大限の調整をして臨みます」

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