<レスリング>【東京オリンピック世界最終予選・特集】男子フリースタイル86kg級優勝・高谷惣亮(ALSOK)の話

 

(2021年5月7日、ブルガリア・ソフィア)


 ■男子フリースタイル86kg級・高谷惣亮(ALSOK=決勝は不戦勝で優勝)「大激戦でしたね。大激戦の中での秒殺でしたよ(笑)。全体を通していい試合ができました。オリンピック前にこれだけ世界の強豪と闘えたのはよかったので、プラスになりました。アジア予選では動きが硬かったので、それを修正し、フェイントや横のステップ、自分の構えの強さを生かしてできました。アジア予選の動きと今回の動きは、全然違うと思います。アジア予選のときはタックルを決めるのに必要な動きができていませんでした。今回は相手を落としたり、横のステップで動かしたりしてタックルに入れました。東京オリンピックで金メダルを取るためには、この動きを徹底してやっていきたい。

 (コロナをもらわずに帰国することが必要になるが)常に消毒液を振りまくようにしていました。食事のときも席をしっかり拭き、部屋で食べることなどを徹底して、密を避けるようにしました。家に帰るまでが遠征なので、もらわないようにして帰国します。(オリンピックに向けて)しばらくは休みたい。(お疲れ様です、との声に)疲れてないです(笑)」

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