【シニアに人気の趣味 登山編】第19章 冬山の登竜門「上州武尊山」で雪道に挑戦

シニア世代に人気のスポーツといえば、「登山・ハイキング」が今や定番です。
〝普段行っているスポーツ〟のランキングによると、60~74歳ではなんと第2位、75歳以上でも第3位につけています。
(出典は総務省。なお、第1位はウォーキング)

さて、登山家・滝澤 圭一郎が綴る「シリーズ 山と共に」。
今号はシニアの登山者も数多く訪れ、特に雪山の初心者にはおすすめの山「武尊山(ほたかやま)」へご一緒に出かけましょう。

【シリーズ 山と共に】<第19章> 冬山の登竜門「上州武尊山」で雪道に挑戦

写真・文/登山家 滝澤 圭一郎

1975年、長野県上田市に生まれる。毎月、全国の山々に挑んでいる。月に100キロ以上走り込み、トレーニングを欠かさない。マラソンランナーでもある。㈱イチイ 秋葉原店・巣鴨店店長としても多忙な日々を送る。

今回は雪山にチャレンジ!

武尊山に連なる山「剣ヶ峰」(けんがみね、標高2020m)の山頂に到着

私が隊長を務める登山隊のメンバーが3月初旬、久しぶりに再会しました。

今回の山は、群馬県の「上州武尊山(じょうしゅうほたかやま)」(標高2158m)。

隊員たちにとっては、初の雪山へのチャレンジでした。

リフトに乗れば2時間でもう頂上

もう少しで武尊山の山頂に着く滝澤登山隊 <左が筆者、瀬谷氏(中央)、石井氏(右)>

冬の上州武尊山では麓(ふもと)にある川場(かわば)スキー場のリフトが利用できるため、夏の登山のときよりもぐっと行程が短くなります。

リフトで登り切った場所からは2時間ほど歩けば、もうピーク(頂上)を踏むことができるのです。

山頂をめざす笑顔の隊員たち

雪の音と感触を楽しみながら

2時間ほどで頂上にたどり着いた

そして、切り立った場所があるのは途中1か所(剣が峰)くらい。

比較的安全に登れることから、冬山の登竜門とされています。

この日は天気も良く、雪の音と感触をしっかりと楽しみながら、安全に登頂することができました。

仕事と登山を両立し、次の山へ

武尊山からの下山途中、再び剣ヶ峰を仰ぐ

徐々に登山に対する意識も能力も上がってきている隊員たち。すでに次の山を目指しています。

仕事と登山に上手く両立して向き合い、これからもコロナの感染防止に一層努めながら、安全に活動していきたいと思います。

帰路、武尊山に別れを告げる隊員

<つづく>

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