北は寒冷前線　南は停滞前線で雷雨に注意

きょう8日（土）の夜からあす9日〈日）にかけて、前線を伴った低気圧が日本海中部付近から千島の東海上に進み、低気圧からのびる寒冷前線が北～東日本を通過します。この低気圧は上空に寒気を伴っていて、下層には温かく湿った空気が流れ込むため大気の状態は不安定となります。特に、北日本では、あすの日中を中心に雷を伴った激しい雨の降るおそれがあり注意が必要です。
また、停滞前線が日本の南海上を東西に延びていますが、南西諸島付近で前線活動が活発化していて、現在、雷を伴った激しい雨の降っている所があります。きょうは大隅諸島～奄美の間付近にある前線は、あすは沖縄本島付近へと南下する見込みですので、前線近辺の島々の方は、あすにかけて雷雨や短時間強雨に注意して下さい。

（気象予報士・吉田 信雄）

画像について：8日午後9時の予想天気図。