ソフトバンクとキューバ代表に激震! グラシアル右手薬指骨折で離脱へ

2回、二塁上で右手を負傷してしまったソフトバンク・グラシアル(下)

王者・ソフトバンクに“災難”だ。12残塁で完封負けを喫した8日の西武戦(ペイペイ)で、主軸を担うジュリスベル・グラシアル内野手(35)が負傷。右手薬指の剥離骨折などが判明し、戦列を離れることになった。

この日は「4番・DH」で出場。2回先頭で右中間に二塁打を放って出塁した後、一死二塁となって甲斐の三ゴロに飛び出し帰塁するも憤死。その際に西武の二塁手・呉の左足に右手が接触する形で痛めたとみられる。4回の打席で代打を送られ交代。試合中に福岡市内の病院に向かいレントゲン検査を受けた結果「右第3・4指PIP橈側(とうそく)側副靱帯損傷」「右第4指基節骨剥離骨折」と診断された。今後はリハビリ組に合流。3週間程度、患部を固定し経過を見る。

グラシアルは今季ここまで打率3割4厘、5本塁打、15打点と打線をけん引していた。今月下旬にはキューバ代表として五輪予選に出場するため一時離脱する見通しだった。愛国心の強いキューバ砲だけに、本人も母国にとってもショッキングな出来事となってしまった。

© 株式会社東京スポーツ新聞社