新型コロナウイルス感染症を巡り、県内で8日、新たに2人の死亡と、10歳未満～90代の男女303人の感染が確認された。うち感染経路不明は168人。1日当たりの新規感染者数が300人を超えたのは4月22日（318人）以来となる。
死亡したのはいずれも横浜市内に住む80代の女性2人。1人はクラスター（感染者集団）が発生した平成横浜病院（同市戸塚区）の入院患者で4月11日に死亡した。死因は心不全という。別の女性は同9日に陽性と判明し、同21日に新型コロナ感染症で亡くなった。
職員ら6人が感染した横浜市内のデイサービスでは、利用者1人の陽性が新たに判明。市はクラスターが発生したと認定した。
クラスターが発生している小田原市の社会福祉施設「竹の子学園」で新たに入所者1人の感染が判明し、感染者は66人に。相模原市中央区の介護施設や横須賀市のグループホームでも入所者各1人の陽性が確認され、感染者はいずれも12人となった。
大学でのクラスターも拡大。横浜市内の大学運動部と横浜市立大学の運動部関連で各2人の感染が判明し、感染者はそれぞれ9人、8人となった。
