全アルバム全米1位のラッパー、J.コールが新作アルバムからの先行曲を公開していきなりチャート1位に

Photo: Jeff Hahne/Getty Images

J.コール(J. Cole)が、2021年5月14日に発売される新作アルバム『The Off-Season』からの先行曲「i n t e r l u d e」を5月7日に公開し、初日でいきなりApple MusicのUSとGlobalチャート、SpotifyのUSチャートなどで1位を獲得した。J.コールはこの曲をT-MinusとT.Parkerとともにプロデュースしている。

<動画:J. Cole – i n t e r l u d e (Official Audio)>

J.コールの『The Off-Season』からの最初のシングルとなるこのトラックは、クラシックなソウルのサンプルと頭をなでるようなドラムが特徴だ。軽快なスウィング感があり、そこに浮かび上がるような文句のつけようのないグルーヴ感が存在している。この曲は、J.コールが今もなお力を発揮していること、そしてラップゲームにおける最高で純粋なリリシストの一人であることも証明している。

スーパースターのラッパーであり、レーベルDreamVilleのボスでもあるJ.コールの新作アルバム『The Off-Season』は、2018年に発売したアルバム『KOD』以来のアルバムとなる。2020年7月には「The Climb Back」と「Lion King on Ice」を含む2曲入りのシングル『Lewis Street』をリリース。J.コールがこのシングルをリリースした当時、ニューアルバムにまつわる詳細はまだ曖昧だった。

「ニューアルバムの日程はまだ決まっていない、時間をかけて、まだ仕上げ中だ」と J. コールはインスタグラムに書いていた。彼のマネージャーであるイブラヒム “IB “ハマドは、以前、アルバムはすぐには出ないと述べていたが、 J.コールは11月に開催されたフェスティバル「Day N Vegas」で、ファン対して「2020年のThe Fall Offに投票してくれ」という風刺的なキャンペーン広告を出し、そのヒントを与えていた。

J. コールは『KOD』のリリース後、ギャングスター、ヤング・サグ、コーデー、ビッグ・クリットなどの曲にゲストとして参加。また、ケンドリック・ラマー、ヴィンス・ステイプルズ、J.I.D、ヤング・ヌーディ、ダベイビー、アースギャング、スミノ、T.I.などが参加して全米チャート1位を記録したDreamvilleのコンピレーションアルバム『Revenge of The Dreamers III』の指揮を執っている。

Written By Will Schube

___

J.コール『The Off-Season』
2021年5月14日発売

© ユニバーサル ミュージック合同会社