【新型コロナ】苦境の箱根応援、誌面で旅気分を 観光誌「愛蔵版」を発行 川崎の出版社

「ミスモ箱根」の約2年分の巻頭特集などをまとめた「ミスモ箱根愛蔵版」

 旅気分を味わって─。新型コロナウイルス感染拡大の影響が直撃して苦戦を強いられている観光地・箱根を応援しようと、川崎市麻生区の出版社「インクルーブ」は10日、「ミスモ箱根・愛蔵版」を発行する。

 同社は2007年からフリーマガジン「ミスモ箱根」を発行。年4回、旅やグルメ、宿の情報などを提供している。

 「愛蔵版」はミスモ箱根の巻頭特集を中心に、えりすぐりの特集や連載を一冊にまとめた内容。コロナ禍で取材が制限される中、過去2年間で評判の良かった記事を再掲載した。新型コロナ収束後には、旅の計画づくりにも役立ててほしいとしている。

 当初からダイジェスト版の構想はあったといい、同社の中村和広社長は「箱根に行った気分を味わってもらえたら」と話している。

 A4判オールカラーで132ページ。1650円。県内の主要書店のほか、ネット通販大手「アマゾン」などで購入できる。問い合わせは、インクルーブ電話電話044(959)3750。

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