打者一巡4度の乱打戦をドジャースが制す 大谷は5の1

【ドジャース14-11エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

ドジャースは13点リードの楽勝ムードから一転、7回終了時点で3点差まで追い上げられたが、5番手のビクトル・ゴンザレスが8回裏、6番手のブレイク・トライネンが9回裏をそれぞれ三者凡退に抑えて14対11で逃げ切り。フリーウェイ・シリーズの第2戦を制し、貯金消滅の危機を回避した。自己最短KOの前回登板から中3日で先発したクレイトン・カーショウは5回71球2安打無失点で今季5勝目(3敗)をマーク。一方、エンゼルス先発のディラン・バンディは4回途中5安打6失点でKOされ、開幕4連敗となった。

フリーウェイ・シリーズ第2戦は打者一巡のビッグイニングが両軍合計4度という大乱戦になった。3回終了時点で両軍とも無安打だったが、ドジャースは4回表に1番ムーキー・ベッツから始まる打者14人の猛攻で一挙8点を先制。バンディ降板後もエンゼルスのリリーフ陣に襲いかかり、5回表にも打者10人を送り込んで5点を追加した。

しかし、エンゼルスはカーショウが降板した6回裏に反撃を開始。2番手のデニス・サンタナと3番手のミッチ・ホワイトを攻略して打者9人の攻撃で4得点。7回表にドジャースが1点を追加したものの、7回裏もエンゼルス打線の勢いは止まらず、4番手のギャレット・クリービンジャーから新人ホゼ・ロハスがメジャー初アーチとなる1号3ランを放つなど、打者10人の猛攻で7点を返した。

エンゼルスが13点ビハインドから3点差まで迫ったため、メジャー史上最大の逆転勝利(メジャー記録は12点差)も期待されたが、ドジャースが勝ちパターンのリリーバーを投入して終盤2イニングのエンゼルスの攻撃をシャットアウト。ゴンザレスには9ホールド目、トライネンには今季初セーブが記録された。

エンゼルスの大谷翔平は「2番・DH」でスタメン出場し、カーショウと対戦した2打席はサードゴロと空振り三振
。その後、6回裏の第3打席はライトへのヒット、7回裏の第4打席はセカンドのエラーで出塁したが、8回裏の第5打席はセカンドゴロに倒れ、5打数1安打で今季の打率は.275、OPSは.954となった。なお、今日の2得点を加え、今季25得点でリーグ4位に浮上している。

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