【ワールドLサロンパス杯】西村優菜が逆転! ミレニアム世代初の国内メジャー制覇「海外挑戦してみたい」

通算14アンダーでメジャー初戴冠となった西村優菜

女子ゴルフの国内メジャー「ワールドレディスサロンパス杯」最終日(9日、茨城・茨城GC東C=パー72)、3位から出た西村優菜(20=スターツ)が67をマーク、通算14アンダーで逆転優勝を果たした。昨年の「三菱電機レディス」に続くツアー2勝目。ミレニアム世代初の国内メジャー制覇となった。

「プロ2年目でメジャーで勝てたのはすごくうれしいです。成績を出したいと思って臨んだ大会でした」。身長150センチとツアーで最も小柄な西村がビッグタイトルを手にした。

国内メジャーであると同時に、今大会はあこがれの存在である田仁智(チョン・インジ=26、韓国)が2015年に優勝した大会。「私も同じ大会で勝ちたいと思っていました」。年齢も同じ20歳での初制覇となった。

出だしの1番でいきなりバーディーを奪うなど、スタート時の3打差から1打差に詰め寄って後半に突入。「ハーフターンぐらいから優勝を意識しました」。12、13番を連続バーディーとし、単独トップに立つと、17番では5メートルのバーディーパットを沈めてライバルたちを突き放した。

田とは昨年12月の「全米女子オープン」の練習ラウンドを一緒に回った。「気さくに話してもらって、英語で話しかけたことを褒めてくれました」。

この優勝で国内の3年シードを獲得。シードについては把握しておらず、驚いた様子だったが「将来的な目標は海外メジャーで優勝することなので状況を見ながら、海外にも挑戦してみたいです。田仁智さんと同じ舞台でプレーできたら最高だなと思います」。小さな体で大きな夢を実現させていく。

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