市内新入児童へスケッチブック 日南、王子製紙

 日南市の王子製紙日南工場(島瀨浩工場長)は地域貢献の一環として、市内小学校の新入生414人にスケッチブックを贈った。吾田小(松田康宏校長、455人)では6日、1年生84人が授業で思い思いの絵を描いた=写真。
 1974(昭和49)年から毎年新入生に贈り続けている。例年は贈呈式を開いているが、コロナ禍で昨年、今年と2年連続で見送った。紙は同工場で作られ、市内の印刷会社が製本した。
 同校では担任から児童に配られると早速、「好きな生き物」をテーマに色鉛筆でお絵描き。キリンやウサギ、昆虫などを伸び伸びと描いていた。
 チョウや魚、犬などを色鮮やかに表現した發田(ほった)奈瑚(なこ)さん(6)は「お絵描きは大好き。今度は車も描いてみたい」と話した。同工場では「これから楽しい思い出をたくさん描いてほしい」としている。

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