【大相撲】白星発進のカド番・正代「早い段階で勝ち越しを」 尾車部長ハッパも目標設定変わらず?

突き落としで北勝富士(左)を一蹴した正代

大相撲夏場所初日(9日、東京・両国国技館)、カド番の大関正代(29=時津風)は幕内北勝富士(28=八角)を突き落として白星発進。取組後は「(立ち合いから)よく踏み込めたんじゃないか」と振り返った。

春場所を7勝8敗で終え、今場所も負け越せば大関陥落となる。課題に挙げていた立ち合いからの踏み込みや圧力については「初日なので何とも言えない」と控えめだが「初日に勝つか負けるかでは気持ちの持ちようも違うのでよかった」と安堵の表情を見せた。

「早い段階で勝ち越しを決めてカド番を脱出できれば」と正代。8日には相撲協会の尾車事業部長(64=元大関琴風)が「『8番勝てばいい』と思った時点で、8番勝てない。だから常に上を目指して土俵に臨まないと」と話していたが…。今のところ、目標設定に変更はなさそうだ。

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