乃木坂46 8人まで減った1期生から受け継がれる「努力の好循環」

3期生ライブに出演した(左から)久保史緒里、大園桃子、山下美月

人気アイドルグループ・乃木坂46の〝アイデンティティー〟を感じさせるシーンが繰り広げられた。

4期生16人が8日、3期生12人が9日にそれぞれ無観客配信ライブ「9th YEAR BIRTHDAY LIVE」を開催。グループをけん引してきた1期生は33人から卒業などで現在8人になっているが、3&4期の成長を温かく見守る姿も見られるようになってきた。

8日のライブでは4期生の早川聖来(20)が「ごはんが置いてあるところに、1期生の皆さんからの寄せ書きが飾ってあって。『頑張ってね』『見てるよ』という温かい言葉を書いてくださった」と舞台裏の気遣いを告白。「本当にいいグループだと思ったし、先輩たちの大切な曲を披露させていただくからこそ、見ていてくださる先輩にも少しでも見てよかったって思っていただけるよう頑張りたい」と決意を新たにした。

「1、2期生はもちろん、卒業生を含めて『乃木坂46』という看板を大切にしており、〝みんなで乃木坂46というグループをつないでいきたい〟という思いは共通している。優しい先輩の姿に触れ、若手メンバーがグループの勢いを削がないようにと、努力する好循環を生んでいる」(関係者)

3期生でMCとして発言する機会の多い久保史緒里(19)や梅澤美波(22)をはじめ、先輩メンバーにあこがれて加入した後輩も多く、グループ愛の強さも特徴だ。

「加入5年目を迎えた3期生12人はまだ卒業したメンバーが1人も出てない。これは大所帯のグループにとっては非常に珍しく、ほかの坂道グループのどの期にもない」とはテレビ局関係者。

昨年は白石麻衣ら1期生のエースが卒業。ファンの中には不安視する声もあるが、先輩からバトンを受け継ぐ土台は着実にできつつあるようだ。

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