カンニング竹山、ネタ目的で披露したバイオリン演奏を笑った共演者がネット批判されてしまった

10日放送の『たまむすび』(TBSラジオ)でお笑いタレントのカンニング竹山が、世の中が変わってしまったと思った瞬間について語った。

番組では、竹山が『バイキングMORE』(フジテレビ系)で以前披露したバイオリンの話をしていた。

竹山のバイオリンは本人曰く、「いい感じに下手くそ」というレベルだったため、笑いを取ることを狙いとして披露したそう。番組スタッフもその方向性で考えていたそうで、竹山は「最初、『めちゃくちゃ弾ける』と振れるだけ振って。それで弾いてみたらギーコギーコ鳴って、みんなが吉本新喜劇みたいにコケる、みたいなことができると。それやろうよ!」と説明した。

バイオリンの披露は竹山が予想した通りの結果になったそうで「いい感じだから、結局、坂上(忍)さんも、たかみな(高橋みなみ)もおぎやはぎもみんなニヤニヤの大笑いですよ。いい感じでウケて終わったんです」と明かした。

本人や番組も手ごたえを感じたネタだったが、竹山がネットを確認すると別の反応だったそうで「ここからが世の中って変わったなって思うんだけど。笑った人たちがめちゃくちゃ批判されてるの」と明かし、「なんでかって言うと、『あんなにも真剣にバイオリンを弾いてる人を笑うなんてありえない!』って」と批判されている理由を説明した。

最初から笑われるのを前提に弾いていた竹山は「俺、申し訳なくなっちゃって。『いやいやいやいや! 言い出しっぺは俺、俺!』って(笑)。『笑ってくれなかったら地獄なんだよ』って思ってさ」とネットの反応に関して困惑したようだ。

さらに竹山は「『やってるって時点で、笑ってもらって結構なんですよ』っていうのが、当たり前の僕の意見なんだけど。世間はそうじゃなくて、『バイオリンって音出すのにどれだけ難しいか知ってるんですか?』っと『あれだけでも大したものなのに、周りの人たちは酷すぎる』って意見が多々あるわけ」とネットでの反応を解説し、「それ見たときに、『ああ…、俺はこの仕事できないんだ』って思って。『世の中が変わってしまった』と」、と若干寂しそうに感想を語ったのだった。

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