【新型コロナ】自宅療養者を地域で見守る「神奈川モデル」、11日から鎌倉でも開始へ

神奈川県庁

 神奈川県は10日、新型コロナウイルスに感染した自宅療養者を地域の医師や看護師らが見守る「地域療養の神奈川モデル」について、鎌倉市で11日から事業を開始すると発表した。藤沢市に次いで2例目となる。

 鎌倉市医師会と地元を拠点に活動する訪問看護ステーションが連携。入院待機者や血中酸素飽和度が95%以下になった療養者らを対象に、看護師が電話による健康観察を毎日実施し、必要に応じて訪問看護を行う。医師の診断が必要とされた場合は、医師会所属の医師がオンライン診療や入院調整に当たる。

 事業費は国の緊急包括支援交付金約6千万円(9月末まで)を充てる。

 約10人の医師が参加するほか、訪問看護ステーション4事業者の計22人の看護師が対応する。

 鎌倉市内では10日時点で、16人の自宅療養者がおり、今回の対象になるのは2人という。

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