横浜DeNA初代主将・石川雄洋さん、異例のアメフト転向 34歳でXリーグ・ノジマ加入へ

アメリカンフットボールに転向する元横浜DeNAの石川さん=2019年8月、横浜

 横浜DeNAを昨季限りで自由契約となり、現役を引退した石川雄洋さん(34)がアメリカンフットボールの日本社会人Xリーグに所属するノジマ相模原に加入することが10日、関係者の話で分かった。プロ野球で通算千安打を達成した内野手が異例の転身を果たし、ワイドレシーバー(WR)として選手登録を目指す。

 昨年10月に戦力外通告を受けた石川さんはこれまで、トレーニングの一環としてアメフトの練習メニューを取り入れてきた。横浜高時代の同級生や米国での自主トレーニングを通じて競技に興味を抱き「自分が挑戦することでアメフトが注目されたら」と周囲に話しているという。

 米国では野球やアメフトなど複数のスポーツでドラフト指名される選手が輩出されることもあるが、珍しいケースだ。プロ野球の第一線で活躍したプレーヤーの挑戦に注目が集まる。

 すでにノジマ相模原のトレーナーから指示された練習メニューで汗を流しており、6月にもチームに合流する予定。

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