大谷は打球速度177キロの二ゴロ 3打席連続三振含む5打数無安打

大谷の連続試合安打は4でストップ(ロイター=USA TODAY)

エンゼルスの大谷翔平投手(26)は10日(日本時間11日)に敵地ヒューストンでのアストロズ戦に「2番・DH」で出場し、5打数無安打3三振で連続試合安打は4で止まった。打率2割6分6厘。チームは5―4で逆転勝ちして2連勝。

相手先発は右腕ガルシアだ。4月25日(同26日)の対戦では8回にエンゼル・スタジアムの中堅へ440フィート(約134メートル)の特大の決勝弾を放ち、翌26日(同27日)のレンジャーズ戦は「2番・投手」で出場して5回4失点で1072日ぶりとなる今季初勝利を挙げている。再現が期待された。

初回一死無走者は2球で追い込まれると3球目、外角低めのチェンジアップに空振り三振。3回二死無走者はカウント1―2からの4球目、外角低めのチェンジアップにバットは空を切った。1―3の5回二死無走者は1ストライクから外角のチェンジアップを右翼ポール際へ大ファウルを放つも、3球目の内角低めへのカーブを空振り。3打席連続空振り三振に倒れた。

チームが5―4と逆転した6回二死一、三塁は3番手の左腕レイリーと対戦。1ボールからの内角低めのツーシームをフルスイング。打球速度110マイル(約177キロ)の強烈なゴロは二塁手アルテューベの正面だった。

8回二死三塁は5番手の左腕エマニュエルとマッチアップ。4月24日(同25日)に本拠地で中堅へソロ弾を叩き込んでいる。しかし、フルカウントからの6球目、外角スライダーに泳がされて一ゴロに倒れた。

11日(同12日)のアストロズ戦は今季5度目の先発マウンドに上がる予定。リアル二刀流での出場は未定だが、宝刀スプリットで奪三振の山を築き、白星で雪辱だ。

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