スーパーGT第3戦鈴鹿の延期が決定。無観客開催や開催地変更等も検討へ

 スーパーGTをプロモートするGTアソシエイション、および株式会社モビリティランドは5月11日、2021年第3戦として5月29〜30日に鈴鹿サーキットでの開催が予定されていた『FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT300km RACE』を延期すると発表した。代替日程については追って案内するとしている。

 GTアソシエイションより発表されたリリースによれば、今回の延期決定は新型コロナウイルス感染拡大に伴い、鈴鹿サーキットの所在する三重県鈴鹿市に「まん延防止等重点措置」が適用されたことを受けてのもの。

 この措置のなかでも観客上限数5000人でのイベント開催は可能であるものの、「県内の病床使用率や医療環境など各種データを検証した結果、サーキット周辺地域の医療従事者の皆様と住民の皆様の日常生活を最優先すべく、大会延期を決定」したという。

 なお、第3戦の代替日程については「三重県内および鈴鹿市内の感染状況や関連医療機関の病床数のひっ迫状況等を考慮し、場合により無観客での大会開催や開催地の変更等も検討してまいります」としている。

 2021年のスーパーGTシリーズは国内6サーキットで全8戦を予定しており、これまで2レースがスケジュールどおりに、有観客のもと終了している。現在のカレンダーでは、次戦は7月17〜18日、ツインリンクもてぎで開催されることになっている。

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