谷村新司コンサートで「生の音の波動に包まれる理屈抜きの感動を思い出して」

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東明ラジオ『源石和輝!抽斗!』(月～金15:00～17:00)5月10日の放送に谷村新司がゲスト出演した。プロデビューして49年目。これまでに約600曲を作ってきた谷村。5月21日(金)には名古屋の日本特殊陶業市民会館でコンサートを開く。

トークの中では、先日のテレビ番組で披露された、代表曲「いい日旅立ち」誕生秘話についても触れた。先に決まっていた曲のタイトルに企業名が入っていると聞いたとき「目が点になった」とし、誕生秘話について「あまり外部に話したことがなかったので、驚いた人が多かったみたい」と続けた。

しかし「何てことない当たり前の言葉が、ごく自然に並んでいることが、すごく新鮮だったので、いかように(受け)取ってもらっても結構。『僕はこう思うけど、あなたはどう思う？』という生き方をしてきた。曲作りも、そのあたりは変わらない」と話した。

また、今年73歳になる谷村は、元気を保つ秘訣について聞かれると「どんな状況の中でも、夢と希望を持って、なくなりかけてきたら、自分でそれを投げる(目標を作る)。すると、そこに向かって頑張ろうというエネルギーが湧いてくる。」

「コロナ禍で、家に閉じこもることが多くなると、心がウィルスにやられてくるような気がする。不急不要と言われていることが、人間が生きていくうえで一番の喜びでもある」と話した。

そして、最近、力を入れているサブスクリプション・サービスについて「『みなさん』というより『あなた』と呼び掛けるように、本当に興味をもってくれる人に向けて届けている。きわめてラジオ的。イマジネーションが湧くような画像を使って、声の余白を楽しんでもらう。コンテンツは、厳選のライブや散歩、旅モノも」と説明した。

4月下旬にスタートしたコンサートツアーについては「お客さんは大変な思いを乗り越えてきてくれる。声が出せない、歌えない中で、そのぶん拍手の大きさに感動している。コンサートが始まった途端に涙ぐむ人も多い。生の音の波動に包まれる理屈抜きの感動を、みんなに思い出してもらっている」と話した。

名古屋で5月21日に行われるコンサートについても「まず、ツアーで名古屋に行けることがうれしい。待ってくれている人がいることが夢と希望。思いっきり気合が入っている。空回りしないようにしたい」と最後は笑いながら意気込みを口にした。

※放送情報は変更となる場合があります。