“さざ波”大炎上の高橋洋一氏が発言を釈明「木村盛世さんが年中言われている」

東京五輪に対する不安は根強い

新型コロナの感染状況を「さざ波」と表現して批判を浴びた高橋洋一内閣官房参与が12日、「飯田浩二のOK!Cozy up!」(ニッポン放送)に出演し、発言について釈明した。

ツイッターに主要国の新規感染者数を比較するグラフを掲載し、「日本はこの程度の『さざ波』。これで五輪中止とかいうと笑笑」と投稿し、批判を浴びていた。高橋氏は「いろいろと皆さんにご迷惑をおかけしまして本当に」と切り出した。

「さざ波というのはかぎかっこに書いたんですけどね。かぎかっこの意味というのは私の発言ではなくて、これ木村盛世さんなんでね。木村さんが年中言われてるんで。こういうふうな状況を説明するときには便利だと思って私がちょっと使いましたけど。笑笑っていうのは、こういう状況のもとで、もし日本から中止を言いだしたら世界から笑われますという意味で使いました。私のいろいろ書いてあるものを読んでもらうと、そういうことはきちんと書いてあります」と説明した。

リスナーからの「亡くなった人に対して失礼ではないか」という指摘について「そもそも亡くなった方のことを書いたことないです。要するにこのグラフも新規感染者ですから。死者とか一回も書いたことないです。死亡してる方についてどうのこうのって言うつもないし、『お悔み申し上げます』としか私は言ってませんけどね」と話した。

また「そもそも他の国と比べることがそんなに重要なんでしょうか」という指摘には「(参考事例として)役に立つからですよ。いろんな国の実態を見て日本ですと感染者数が少ないのにどうして医療崩壊ってなるかとか。比較は有効な手法なんです」と私見を述べた。

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