西海市営旅客船が松島の防波堤衝突 乗客3人けが

防波堤に衝突した船首部分を調べる署員=11日午前10時40分、西海市大瀬戸町松島、釜浦港

 10日午後9時10分ごろ、長崎県西海市大瀬戸町松島の釜浦港で、市営旅客船「New松島」(99トン、金子敏男船長)が防波堤に衝突した。乗員乗客22人のうち乗客3人が打撲などの軽傷を負った。
 長崎海上保安部によると、同船は同町の瀬戸港を出発。釜浦港の桟橋の約200メートル手前にある防波堤に左舷船首をぶつけ、長さ約1メートル、幅約0.7メートルの穴が開いた。浸水や油の流出はなかった。同海保が原因などを調べている。
 市は11日、同船を終日運休した。代替船を手配し12日中の運航再開を目指している。

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