共産党出馬報道が影響? 小泉今日子が〝無言〟の意思表示を続けるワケ

小泉今日子の訴えは続く…

女優・小泉今日子(55)によるツイッターのリツイートが、様々な議論を巻き起こし、また話題となっている。

11日、小泉は代表取締役社長を務める制作会社「株式会社明後日」のツイッターで、宝島社の広告についてのPRリリースをリツイートした。

広告は、竹やりを持っている戦時中の少女らと新型コロナウイルスの写真を合成したもので、朝刊3紙に掲載。「ワクチンもない。クスリもない。タケヤリで戦えというのか。このままじゃ、政治に殺される」という文が記載され、小泉は「宝島社」という言葉と共にサムズアップの絵文字をツイートしている。

小泉といえば、昨年5月に「検察庁法改正案に抗議します」とハッシュタグをつけて「私、更に勉強してみました。読んで、見て、考えた。その上で今日も呟かずにはいられない」などとツイートしていた。

日本の芸能界では、タレントの政治的発言は珍しく、当時このツイートは大きな注目を集めた。しばらくの間は政治的なツイートは減っていたが、最近になってまた増加し始めている。

今月6日には、学校法人森友学園の国有地売却を巡る財務省の公文書改ざん問題で、「赤木ファイル」を国が認める方針を示したことを報じた記事をリツイート。翌7日には「難民の送還ではなく保護を」とハッシュタグをつけ、入管法改正案の廃案を求める会見についてのつぶやきをリツイートした。

以前と比べ、最近の小泉はあえて自らの意見を述べず、政治的な記事などをリツイートして意思表示。芸能プロ関係者は「昨年の検察庁のツイートが脚光を浴びすぎて、週刊誌で共産党からの出馬が報じられた。株式会社明後日は映画製作もしている。意見を述べないのは、映画に出演したキャスト陣などに配慮しているのでは」と指摘する。

自身が政治的な発言をしなくとも、ニュースをリツイートすることで、議論をするきっかけを作ろうとしているようだ。

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