プラントベース・バーガー食べ比べ!バーガーキングとA&W

健康志向の高まるインドネシアで、「がっつり」を求められるファストフード店でも、「プラントベース」「ベジー」をうたうメニューが登場し始めた。

インドネシアのバーガーキングに5月7日、新メニュー「プラントベース・ワッパー」が登場した。「100%ビーフ派と0%ビーフ派、あなたはどっち派?」という、通常ワッパーとの食べ比べセットまで用意する力の入れよう。「是非、食べ比べて」という自信の程がうかがえる。

プラントベース・ワッパーは一見、通常のワッパーとそっくりだ。食べ比べてみると確かに味は違う。パテは大豆ベース。食感は肉そのものだが、もちろん肉の味はせずに、ややライト。しかし違いと言えばそれだけで、何も言われずに出されたら、プラントベースとはわからないかもしれない。

レストランのハンバーガーはパテが分厚いので、ジューシーな肉が食べたくなるが、ファストフードのハンバーガーは元々、パテが薄いので、プラントベースでも違和感はない。ポテトと一緒のセットだと、満足感たっぷりだ。

それ以外のプラントベース・バーガーと言えば、「A&W」 のベジー・バーガー。こちらのパテは、コーンやグリーンピースがゴロゴロ入った、クリーミーな野菜コロッケ。インドネシア人向けマーケティングとしては「揚げてある」のがポイント。野菜がメインの揚げ物「ゴレンガン」が大好きなインドネシア人にすんなり受け入れられそう。味はチリソースをかければ完璧だ。ただし、揚げ物がヘルシーかという疑問は残る。

スターバックスもプラントベースのサンドイッチ3種類を用意。牛乳の代わりにアーモンドミルクもある。ジョニーロケッツはベジーバーガーを出しているが、提供はバリ店のみ。

ジャカルタで食べられるプラントベース・バーガー
●Burger King
プラントベース・ワッパー(Plant Based Whopper)5万5000ルピア、プラントベース・ワッパー・ジュニア(Plant Based Whopper Jr)3万2000ルピア。フライドポテト(レギュラー)とドリンク(レギュラー)の付いたセットは、プラントベース・ワッパー7万3000ルピア、プラントベース・ワッパー・ジュニア5万5000ルピア

●A&W
Veggie Burger(ベジー・バーガー)3万6000ルピア

Starbucks
プラントベース・パテ・フォカッチャ(Plant Based Patty Focaccia Bread)、プラントベース・ウエリントン・ポケット(Plant Based Wellington Pocket)各4万2000ルピア、プラントベース・スロッピー・ジョー・サンドイッチ(Plant Based Sloppy Joe Sandwich)5万2000ルピア

スターバックスのプラントベース・スロッピー・ジョー・サンドイッチ。
なかなかいけるが、コストパフォーマンスと満足感で言うとバーガーの方に軍配

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