【バレーボール】女子日本代表主将・荒木絵里香 東京大会に不安吐露も課題に〝全集中〟

神妙な表情の荒木絵里香

バレーボール女子日本代表の荒木絵里香(36=トヨタ車体)が東京五輪への思いを口にした。

2012年ロンドン五輪での銅メダルなど、数々の大舞台で活躍した経験を生かし、主将としてチームをけん引している荒木。自身4度目の五輪出場を目指しているが、世間では新型コロナウイルスを理由に、東京五輪の中止を求める声が飛び出している。

12日のオンライン会見では「いろんな考えや声があることは理解している。あって当然だと思う。不安な気持ちが全くないと言ったらウソになる」と話した上で「とにかく自分たちのやるべきことは課題が山積みなので、みんなで体育館に来たらそれ(課題の克服)に集中して取り組んでいる」と神妙に語った。

この1年間はアスリートとして何ができるかを考えてきた。「改めて感謝の気持ちを持った。本当に試合のために築かないといけないものがたくさんある。コートでしか表現できない、伝えられないことはたくさんあると思う。しっかりと自分たちが本気になって取り組んで、応援してくださる人に何かいいプラスのエネルギーを受け取ってもらえるようなものを伝えられるチームであるべきだと思う」と覚悟を口にした。

2大会ぶりのメダル獲得へ、頼れる主将の決意に迷いはない。

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