「RIZIN.29」の6月スライド開催を発表 榊原CEOが明かす

榊原信行CEO

格闘技イベントRIZINの榊原信行CEO(57)が12日に公式ユーチューブチャンネルで記者会見を行い、30日に丸善インテックアリーナ大阪で予定していた「RIZIN.29」を6月27日にスライド開催することを発表した。

新型コロナウイルスの感染拡大により、31日までの延長が決定した緊急事態宣言は東京、大阪、兵庫、京都の4都府県に、この日から愛知と福岡が加わって、対象地域が6都府県に拡大した。

ファンの間でも無観客になるか、延期かで心配する声が上がっていたが、延期が決定。これを受け榊原CEOは「いろんな関係者の方々のご尽力で、約1か月後に同じ会場で日程を空けていただくことができた。全選手にも快く受け入れていただけた」とまずは感謝の言葉を述べた。

さらに選手に向けて「この1か月をどう使うか、おのおのの精進、努力にかかっている。プラスに変えられるよう、継続した日々の鍛錬をお願いしたい」と猛ゲキ。

最後に「いろんなことを受け止めて前に進むしかない。この状況下でどう生き残るか、日々の戦いで苦しい中、ファンの方と未来を築いていけたら」と先を見据えた。
なお大会は予定通り5000人の観客を入れて行われる。30日のチケットはそのまま利用可だが、18日から24日までの期間に払い戻しにも応じ、追加のチケット販売もする予定。

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