なでしこ熊谷 来季からバイエルンでプレー「CLに勝ちたい!」

熊谷紗希

バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)は12日、なでしこジャパンのDF熊谷紗希(30)を来季からの2年契約で獲得したと発表。熊谷は4月20日に自身のインスタグラムで2013年から在籍していたリヨン(フランス)を今季限りでの退団すると表明し、去就が注目されていた。

クラブ公式ホームページを通じて熊谷は「バイエルン・ミュンヘンでプレーすることをとてもうれしく思うし、とても楽しみにしています。新しい挑戦を探していた中、昨年の女子チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝でバイエルンと対戦したとき、組織力のあるとても良いチームであることに気付き、自分の興味を刺激しました」とコメント。

その上で「バイエルンでCLに勝ちたい!」と目標を掲げた。そんな新加入選手にチームの期待は大きい。イェンス・シューアー監督は「紗希は経験豊富だし、プレー面も安定している。そしてサッカーへ取り組む姿勢も間違いなくチームにプラスとなる」と絶賛した。

熊谷は2013年に加入したリヨンで主力として数々のタイトルを獲得。昨季は、史上初の女子CL5連覇と7回目の優勝を達成し、20年の国際サッカー連盟(FIFA)の女子子世界最優秀選手賞候補にも挙がった。また、なでしこジャパンの一員としては、11年ドイツ女子W杯優勝、12年ロンドン五輪銀メダル、15年カナダ女子W杯準優勝などに貢献。現在はなでしこジャパンの主将を務める。

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