DeNA・浜口が7回3失点で勝敗つかず 課題の〝初回失点病〟も「何とか粘ることが出来た」

DeNA浜口

DeNA・浜口遥大投手(26)が12日、巨人戦(横浜)で先発し、7回を126球、6安打6四死球3失点。勝敗はつかず課題の〝初回失点病〟にさいなまれながらもクオリティースタートで粘りの投球を見せた。

この日も立ち上がりで苦しんだ。初回から岡本の先制適時打を浴びるなど4被安打1四球と安定せず、いきなり3失点。これで今季は登板8試合中6戦で初回に失点を許し、その通算6イニングで計14失点となっている。しかしそれでも2回以降は本塁を踏ませず、G打線を2被安打に抑え込んで立ち直った。

降板後は「ストレートにあまり強さがなかったですが、コースに投げ込むことを意識して打者と勝負しました。イニングの先頭打者を抑えることで何とか粘ることが出来ましたが、ヒットや四球でなかなかリズムを作ることができませんでした。次回登板までに追い込んでからの精度を上げること、またもう少し低めのゾーンに投げ込むことを意識して取り組んでいきたいです」と振り返った。

1点ビハインドで7回を投げ切り降板したが、チームは8回にソトの逆転4号2ラン、牧の8号ソロが飛び出して逆転に成功。だが9回からバトンを受け継いだ守護神・三嶋が相手の4番・岡本に同点2ランを被弾して試合は土壇場で振り出しに。チームはそのまま4―4で引き分け、今季対巨人戦初勝利はまたしてもお預けとなった。

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