日本ハム・加藤が無傷の3勝目 栗山監督「丁寧で素晴らしいピッチング」と称賛

3勝目を挙げた日本ハム・加藤

最下位に沈む日本ハムが楽天、オリックスと続いたここ5試合で涌井、田中将、早川、宮城、山本由と続いたリーグを代表する好投手5人から3勝2敗と勝ち越し。首位・楽天との差を再び4ゲームに縮めた。

12日のオリックス戦(東京ドーム)で山本由から王の1号ソロ、大田の左前適時打で2点をもぎ取り、7回4安打無失点の先発・加藤がこの投手戦を2―1と投げ勝った。

加藤はヒーローインタビューで「あまり深いことは考えず初回から全力で投げました。四球もなくテンポよく打ち取れたのでよかった」と無傷の3勝目を挙げた無四球投球を振り返った。

栗山監督は「(本塁打と二塁打は)ふたつとも素晴らしかった。ボーロンらしくなってきた。もっと打つと思うよ。だって(台湾で)4割打っていた打者なんだから。(加藤は)ちょっと登板間隔が空いたので申し訳なかった。でも丁寧に素晴らしいピッチングをしてくれた。ナイスピッチング!」と投打の両雄を称えた。

チームのコロナ禍で戦力がまだ万全ではない中、涌井、田中将、山本由の3投手に土を付け借金を5としたファイターズ。これを浮上のキッカケとしたいところだ。

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