【東京五輪】4つのテスト大会 陽性者は1人も「引き続きコロナ対策に万全を期す」

万全の感染対策がとられたマラソンのテスト大会では成果が出た(代表撮影)

東京五輪・パラリンピック組織委員会は12日、4つのテスト大会に参加した海外選手、チーム関係者計436人のうち、1人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。

組織委によると、来日した選手、チーム関係者は、空港における水際検査、滞在中毎日のスクリーニング検査、行動制限(ホテル、競技会場、練習会場等に行動先を限定)、動線分離・時間的分離による濃厚接触防止など、感染防止のプロトコルを厳守。陽性者は東京五輪最終予選を兼ねた飛び込みW杯(1日~6日、東京アクアティクスセンター)で来日したコーチだが、空港検査で陽性となったため、検疫所が指定した施設に移動していた。他のバレーボール、マラソン、陸上のテスト大会で陽性者は出なかった。

組織委は「今回のテストイベントでの取り組みも踏まえ、世界から参加するアスリート・関係者と、受け入れていただく都民、国民のみなさま双方にとって、安全で安心な大会を開催すべく、引き続きコロナ対策に万全を期してまいります」などとコメントした。

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