中日・与田監督“目先の勝利”追う! キューバ勢24日に離日も「先のことは全く考えてない」

練習を見守る与田監督

中日・与田剛監督(55)が“目先の勝利”にこだわる。

12日の阪神戦(甲子園)が天候不良で中止となり「天気予報が悪かったんだね。全然問題なくできると思ったけど、しょうがないね」と残念そう。

今季初登板初先発予定だったジャリエル・ロドリゲス投手(24)は13日の同戦に来日初のスライド登板することが決定。本人は「キューバでは雨男と言われていて、神様に嫌われていると言われたよ(笑い)。向こうでもスライド登板は結構あった。このまま明日投げさせてもらえることに感謝して、全力でマウンドに上がって投げたい」と意気込んでいる。

しかし、東京五輪の米大陸予選にキューバ代表として参加するため、24日にR・マルティネス投手とともに離日予定。それまでにロドリゲスは2度の先発登板が可能な状況だが、与田監督は「先のことは全く考えていない。とにかく明日チームの勝利に貢献してもらいたい」と期待を込めた。

相手阪神の佐藤輝が躍動していることに、竜の指揮官は「ルーキーとは思えないような1年目から主軸になっているわけなので当然注意もいないといけない」と警戒を強める。

その上で竜の若手に対しても与田監督は「今、一軍にいる若手も二軍の選手もそうだし、ウチもそういう若い選手を取っているわけですから、若い力には期待している」と明かす。さらに「でもベテランだろうが、若手だろうが、誰が打っても盛り上がる。チーム内の競争は普段から言っているが、そのためには若い選手が出てこないとなかなか競争は難しいのでそこは期待している」と力説した。

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