「必ず浮上できる」 4位・中日が“超ポジティブ”を貫く昨季の「実績」

本領発揮に腕をぶす与田監督

リーグ4位の中日が超ポジティブだ。首位阪神に9ゲーム、2位巨人とは6ゲームもの差をつけられているが、巻き返しに自信満々。チーム内では「別に悲観することはない。ここまでウチは上位2チームに対して食い下がっているし、ここからはどんどん上がっていくだけだよ」と前向きな声が出ている。

先週の最下位DeNA3連戦(3~5日)は1勝2敗とまさかの負け越しを喫してしまった。しかし、その前の巨人2連戦では2勝、さらに前の阪神3連戦は2勝1敗と上位2チームに連続で勝ち越しに成功。ここまで今季は阪神には3勝3敗1分け、巨人とも3勝4敗1分けと互角の戦いを見せている。

昨季も中日は独走優勝した巨人に10勝12敗2分けの借金2と善戦し、8年ぶりとなるAクラスに返り咲いた“実績”がある。その上、今季は早くもDeNAが自力V消滅危機に陥っているとあって、チーム関係者は「このまま阪神と巨人との互角の勝負を続けていって、下位チームに取りこぼしをしないようにすれば、必ず浮上できる。この後、DeNAも自力優勝が消滅すればモチベーションが下がるはず」と目論む。

今カードの阪神3連戦(甲子園)は初戦が引き分けで、12日は雨天中止。それだけに3戦目の13日に勝利して勝ち越し、上位チームに強い竜の本領発揮といきたいところだ。

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